2009年、2月に発表された、ED治療薬を販売している4社(ファイザー、バイエル薬品、日本イーライリリー、日本新薬)による合同調査で、ネット上で販売されているED治療薬の約6割が偽造品であることが明らかとなった。
 ED治療薬は本来、医師から処方を受けなければ購入できないが、日本の法律が及ばない海外から個人輸入することは可能であり、「医者に行くのが煩わしい」といった理由かでネット通販に多くの患者が流れている。だが、ネット経由の薬品には多くの危険がつきまとう。
 ファイザー製品広報担当課長、鈴木実氏によれば、「バイアグラの偽造品は、バイアグラが販売された10年ほど前から出回っていました。ネット販売以外の手法を含めると、偽造品は真性品の2・5倍も流通しています」と言う。
 もちろん、ファイザーとしても手をこまねいているわけではなく、偽造品監視を専門とするセキュリティ・オフィスという部署を設けて対処している。だが、「偽薬Gメン」をもってしても、国際犯罪には手を焼いている。担当の池田哲也氏が言う。
「弊社でも監視を強化し、警察への協力を続け、日々、摘発も進んでいますが、業者の販売手法の巧妙化や流通ルートが外国にあることもあり、いたちごっこが続いています。偽造品を見破るコツはありますが、弊社はネット販売自体を認めておりませんので、公表はしていません。ただ、パッケージが日本語表記の場合はほぼ本物と考えていいでしょう」
 実際に流通している偽造品のいくつかを見せてもらったが、本物とよく見比べなければ分からないレベルだ。
 では、偽造品はまったく効果がないのかというと、実はそうでもない。偽造品といえども、本物と同じ有効成分が入っていて、日本の真性品よりも含有量が多かったり、値段が安い場合もある。とは言え、偽造品はオススメできない。
「偽造品の大きな問題は、品質管理がなっていないこと。多くは中国製ですが、製造工場が不衛生だったり、同じボトルなのに錠剤によって有効成分の含有量がバラバラだったりします。以前、確認されたケースでは、殺虫剤で使用されるホウ酸が混入していたこともありましたし、他社製品の偽造品では、不純物が原因と思われる死亡例もあります」(池田氏)
 一部の業者は海外の薬局などが横流しした本物のED治療薬を販売しているが、「以前、摘発されたケースでは、販売業者ですら、商品が偽造品であることを知らなかったことがありました」(池田氏)という。
 現状では、100%本物と断言できるED治療薬を入手するには、医師から処方を受けるしかない。ネットで買ったり、人から出所不明品をもらうことは、くれぐれも避けたい。

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