朝日新聞 1999年02月20日 朝刊
薬の名前(ことばQ&A NIE) /名古屋・共通

 Q アリナミン、リポビタン、バファリン、パンシロン。薬の名前は、最後に「ン」のつくものが多いようですが、どういった理由からでしょうか。
 A 「ン」で終わる薬は本当に多く、調べたら半数以上がそうだったという報告があります。かなりのヒット商品がンで終わっているためか、製薬業界では「ンがつくと運がつく」と言われるほどです。
 その理由には、もともと生化学の用語に、ンで終わるものが多いことが挙げられ、それをもじって商品名にしたりします。アリナミンは化合物のアリチアミンから、リポビタンのビタンはビタミンから、バファリンのリンはアスピリンから、といった具合です。
 しかし、それでは説明し切れないものがいくつもあります。パンシロンのシロンはスイスの古城名、キャベジンはキャベツに由来し、いずれのンも、生化学とは無関係です。
 製薬会社によれば、ンで終わる名前は切れが良く、締まりがいいそうです。五十音で最後のンには、病気を治したい、これで終わりにしたい、との願いも込められているそうです。
 丸・丹・散で終わる薬もありますね。丸には薬を数える単位、丹には精製した薬、散には粉薬、といった意味があります。
 もっとも、最近ではンのつかないものも増えてきました。精力(VIGOR)とナイアガラの滝の合成語といううわさの「バイアグラ」もその一つ。ファイザー製薬によれば、この説はだれかの創作で、実際は、語感のよさから選んだ意味のない造語だそうです。

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